2016年1月11日月曜日

アングレカム(セスキペダレ・ディディエリ)栽培記録・育て方

アングレカムは、マダガスカルを中心に熱帯アフリカを原産とする着生蘭です。

購入したのは、「セスキペダレ」と「ディディエリ」いう品種で、上手く育てれば「セキスペダレ」は冬季に、「ディディエリ」は初夏から秋に白い大きな花が咲きます。会社のロビーのコーナーにどうしても白い花を飾りたいと思い、購入しました。でも、「セキスペダレ」はコーナーに置くにはちょっと大きかったのと、葉が少し痛み気味なのが残念です。「ディディエリ」はまだ小さい株なので開花は来年以降でしょう。何れにせよ開花していない時は事務所で待機ですが。
会社で育てる事にした「アングレカム・セスキペダレ」です。
「セキスペダレ」葉に葉水の際のものと思われる「カルキ」の白い粉が付きまくってました。拭いたら少し綺麗になりました。

葉の形は細長くて厚いタイプで、茎に沿って左右に広がります。花色は白色が多く、開花時期が長いのが特徴です。夕方から夜にすっきりとしたよい香りを放ちます。特徴ある花と葉形、そして良い香りを備えているので、観賞用としてマニア?が好み、ネットでもある程度大きいサイズは直ぐに売れてしまう感じがします。

又、距(きょ)と呼ばれる細長い器官を持ち、これを見たダーウィンが、「この距の中の蜜を吸う蛾がいる筈だと」予言し、彼の死後にその蛾が発見されたのは植物学で有名な話です。

今回のこの株も花芽がでているので、大事に管理して春前には咲いてくれるのを期待しています。

もう一鉢の「ディディエリ」です。凄く小さい株です。
アフリカ、マダガスカル原産の着生蘭「アングレカム・ディディエリ」です。
「ディディエリ」まだ小さな株です。今年の開花は無理かな。。」

アングレカムの育て方


生産者の資料とネットで見るアングレカムの育て方は、安全に育てるには、最低10℃を確保し、出来れば15℃以上の場所で管理とあります。25℃以上になると目に見えて成長が盛んになりますが、真夏の直射は避け、遮光約50%必要との事です。日陰でも育ちますが、あまり日陰だと株が弱々しくなります。

やはり風通しの良い場所で育てます。初夏から秋は屋外の風通しのよい場所で鉢を吊るして育てるとよく育つようです。春も15℃を超えたら屋外へ。

水やりに関しては、成長記(基本、春~秋)は土の表面が乾いたらたっぷりと。特に夏場はよく成長するので回数を多めに与えます。又、空中湿度を好むので、乾燥する時期は葉水を適度に行うとよいそうです。只、逆に過湿には弱いので水分の与え過ぎには注意が必要です。乾燥には強い品種の為、水不足で失敗する事は少ないとの事です。

肥料は成長期に薄めの液肥又は置肥を与えます。液肥の頻度は週1回が目安。

用土は水苔を使うのが一般的です。私も届いた日に水苔に植え替えました。元はバーグチップに植えられてましたが、栽培キッドで少々の水苔と素焼き鉢が入ってましたので、水苔がいいと思います。

増やし方は子株がある程度大きくなったら切り離して育てます。

かかりやすい病気や、害中尾心配は少ない品種のようです。

まとめると、気温に注意。最低10℃、出来れば15℃以上を保つ。ディディエリの最低気温は5℃を保つ。夏の直射は避ける。風通しの良い場所で管理。成長記は表面が乾いたら水をたっぷりと。但し、過湿には弱いので年間で十分注意する。

こんな感じでしょうか?

栽培記録

2016年1月9日

セスキペダレですが、届いた時は、1番上の写真のように花芽がついていましたが、残念な事に翌日か翌々日に落ちてしまいました。環境の変化が原因かも知れません。残念で仕方がないのですが、次の花芽が出てくるのを期待して大事に育てます。
自宅で育てる事にした、アングレカム・セキスペダレです。
自宅で育てる事にしました。

ちょっと日光量が心配ですが。。

ディディエリは暖かくなってから植え替える事にしました。